無縁社会の正体
発売日
2010年12月22日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-79414-3

無縁社会の正体
血縁・地縁・社縁はいかに崩壊したか

著者 橘木俊詔著 《同志社大学経済学部教授、京都大学名誉教授》
主な著作 『格差社会』(岩波新書)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 地域社会だけでなく、家族の絆すら崩壊しつつある現代日本。孤独死、行方不明老人が物語るものとは何か。無縁社会との向き合い方とは。



 32,000人の孤独死、1,500万の単独世帯、40,000件の熟年離婚……

 かつて日本は血縁、地縁、社縁が機能した「有縁社会」だった。いったい、いつから「無縁社会」になったのか。それは私たち日本人が無縁社会を選択してきたからにほかならない。なぜ私たちはそれを選んでしまったのか。有縁社会の崩壊過程を徹底的に分析し、無縁社会の問題点をあぶり出す。今後、「一人ぼっち社会」はどこまで広がるのか? 孤独や貧困を救うにはどうすればよいのか? 安心して暮らせる日本にするための具体的な政策を提言する。