日本人として学んでおきたい世界の宗教
発売日
2013年06月20日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-81043-0

日本人として学んでおきたい世界の宗教

著者 呉善花著 《評論家、拓殖大学教授》
主な著作 『虚言と虚飾の国・韓国』(ワック)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 宗教をめぐる民族紛争は、なぜ起こるのか? 日本の儒教の採り入れ方は中国・朝鮮とどう違う? 異文化理解を高める、白熱の講義録。



 たとえ自分が無宗教だとしても、海外で多くの人々と交流を深めていくには、それらの人々がどんな内容の宗教をもっているか、どのように神を感じているかについて一定の理解をもち、人々の信仰を尊重して付き合っていかなくてはなりません。本書の狙いは、まさしくそこにあります。

 本書の原稿は、拓殖大学国際学部の「民族と宗教」の講義をするにあたって作成した講義メモがもとになっています。実際の講義は、ややこしい問題にはあまり触れず、できるだけかみ砕いた形で行なっていますが、本書では講義よりもいくらか踏み込んで語る形をとってみました。

 世界の人々の多くが熱心に宗教を信じています。その熱心さはどこから来るものなのでしょうか。本書は世界の諸宗教を知るため、理解するための、そして敬意をもって信仰者と向き合うための書とお考えいただければ幸いです。(呉 善花/「はじめに――神の感じ方と日本人」より抜粋)