書籍
- 発売日
- 2015年01月28日
- 判 型
- 四六判並製
- ISBN
- 978-4-569-82367-6
決定版 日本人の論語
伊藤仁斎『童子問(どうじもん)』を読む
著者 | 谷沢永一著 《関西大学名誉教授》 |
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税込価格 | 2,750円(本体価格2,500円) |
内容 | 日本人の感性に即した儒学・伊藤仁斎の『童子問』を訳し要諦を解説した『日本人の論語』上下巻を一冊にして復刊。人生とは何かを今に問う。 |
江戸の儒学者・伊藤仁斎はただテキストを暗唱するのではなく、その真髄を理解し、本来の学問としての究極の信念を理解しやすく書いた。本物の学問とは、人生をいかに生きるべきかをめぐって心の修練を重ねる努力である、という日本人の特有の学風が生まれたのも仁斎の出現による。仁斎がその人生最後の日まで手を入れた『童子問』を、書誌学の谷沢永一がその風格を活かしつつ、訳したのが本書である。
巻の上16章:盗賊にも彼らなりのモラルがある。だから教育は可能である。巻の中13章:天下国家の治政を願うなら、人々が実行できない規律は強制するな。巻の下11章:天命を知る者はその身を慎む…など、現代に生き返った仁斎ならどう表現したかと、広く想像をめぐらし補足し省略もしている。上・中・下巻を1冊にまとめ159章からなるが、どの章から読んでもそこには人生について深く考えさせる倫理がある。
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