書籍
- 発売日
- 2015年07月15日
- 判 型
- 新書判並製
- ISBN
- 978-4-569-82594-6
にほんご歳時記
著者 | 山口謠司著 《大東文化大学文学部中国語学科准教授》 |
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主な著作 | 『ん』『日本語の奇跡』(以上新潮新書) |
税込価格 | 858円(本体価格780円) |
内容 | 四季のことばを、語源、漢字の成り立ち、中国語との比較などから解説し、日本らしい季節の楽しみ方を知ってもらう漢字の歳時記。 |
季節の移り変わりも、言葉がなければ、ただ目に映って消えていくばかりである。一見、当たり前に見える四季それぞれのことを「歳時記」として、一つひとつの言葉にすることによって、我々の先祖は、「季節」を意識していった。
そして、その有り難さを想った。すでに失われたもの、受け継がれているもの、気がつかないほど当たり前になっているもの。
例えば。年中、食べられるマグロに季語なんてあるのだろうか? 実はある。江戸時代、マグロは冬にしか食べられなかった。その名残で今でもマグロは冬の季語なのである。そんなこと知らなかった! でも季語があったからこそ、本来のマグロや当時の日本人を知ることができる。
日本文献学を専門に、海外で活動していた著者は、イギリス、フランス、中国の言語や文化に明るく、比較しながら日本独自の季節感を本書で解説する。
薫る風、朧月夜、蝉合唱……四季をきちんと味わう大人になれる100の言葉。
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