書籍

- 発売日
- 2015年10月22日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-82680-6
高度成長を引きずり出した男
サラリーマン社長・西山彌太郎の夢と決断
著者 | 伊丹敬之著 《東京理科大学教授》 |
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主な著作 | 『よき経営者の姿』(日経ビジネス人文庫) |
税込価格 | 1,980円(本体価格1,800円) |
内容 | 終戦直後、57歳で社長になり、たった16年で2つの巨大製鉄所を作り上げた男がいた。川崎製鉄社長・西山彌太郎の姿を描く至高の評伝。 |
≪大切なのは、「誰かが走り始めること」だった――。厳しい環境の下で、誰かが前へと走り始める。その疾走が成功すると、それが刺激となって時代の波のうねりが生まれてくる――≫
「彼がいなければ“日本の奇跡の成長”は5年は遅れた」とまでいわれた伝説的な名経営者がいる。戦後、川崎製鉄を率いた西山彌太郎である。1950年に社長になった彼は、他の製鉄会社に4~5年も先駆けて日本中が驚嘆した最新鋭の巨大製鉄所の建設を推し進める。周囲からは「時期尚早」「ぺんぺん草が生える」とまで言われるが、彼が夢と理想を掲げて決断し、行動したことが、高度経済成長が始まる大きなきっかけとなった。
だが彼は、学生時代には全く目立たぬ男であり、社長になったのは57歳のこと。しかも、いわゆる「サラリーマン社長」だった。その西山が、なぜ、それほどの功績を残せたのか。本書では西山彌太郎の生涯の歩みを追い、その秘密を明かしていく。今、この時代にこそ読まれるべき感動の評伝。
序章:高度成長のパイオニア
第一章:鋼になった石
第二章:銑鋼一貫の夢
第三章:壮大な構想、そして突進
第四章:夢実現への険阻な道
第五章:休むことを知らないエネルギー
第六章:未来へのバトンタッチ
第七章:高い志、低い目線、不屈の実行力
第八章:誠実、敢闘、そして情
終章:なぜ彌太郎は大きな経営者に育ったか
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