我、六道(りくどう)を懼(おそ)れず[立国篇]
発売日
2016年03月11日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-82754-4

我、六道(りくどう)を懼(おそ)れず[立国篇]
真田昌幸連戦記

著者 海道龍一朗著 《作家》
主な著作 我、六道を懼れず[立志篇]』(PHP研究所)
税込価格 2,090円(本体価格1,900円)
内容 悲劇の戦いを経て真田家を嗣いだ昌幸は「稀代の謀将」と呼ばれる覚悟を固めて戦国を生き抜くが、そこに家康の勢力が……。本格歴史小説。



 われらは死花に非ず――昌幸から幸村へ託されたものとは。

 大河ドラマ「真田丸」でも草刈正雄の好演で話題の戦国武将、真田昌幸。「稀代の謀将」「表裏比興の者」と呼ばれながらも、真田家を守り抜いた、その誇りに満ちた生涯とは。傑作歴史巨編、堂々完結!

 ――誰も救えぬ温情よりも、何かを救う非情を選べ! 壮絶なる長篠の合戦で二人の兄を失い、真田家を嗣ぐこととなった昌幸。しかし武田家の滅亡を食い止めることができず、天下の情勢も大きく移り変わっていく。その中で昌幸は真田家を守るため、次々と非情な決断を下していくのだが……。「表裏比興の者」と蔑まれながらも、信長、秀吉、家康ら天下人たちと智略をもって渡り合い、理不尽な処遇に矜持をもって戦い抜いた男。その信念はやがて息子・幸村へと受け継がれてゆく。