養老孟司の人生論
発売日
2016年08月24日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-83161-9

養老孟司の人生論

著者 養老孟司著 《解剖学者》
主な著作 『バカの壁』(新潮新書)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 ――私の人生では「新しい」こと、つまりまだ済んでないことがあります。それは死ぬことです。養老孟司が「死」から語り始める人生論。



 私の人生では「新しい」こと、つまりまだ済んでないことがあります。それは死ぬことです。――養老孟司が「死」から話をはじめる、目からウロコの人生論!

 「死」について、「自分」について、「世間」について、「学問」について、「現代」について、「日本人」について、「考えること」について――。著者が自身の人生を振り返りながら、生きるためのヒントを語りかけます。

 目次より:

 大賢は大愚に似たり。そっくりだけど大違い/自分の死なんてどうでもいい/本質的に変わらない「私」なんて、ない/中庸をとるために極端な理論を立てる/敗戦で私は「だまされた」と思った/「あたりまえ」は意外にむずかしい/自己チューの社会的意味/単純な解答はたいていウソ/「考えないほうがいい」ことなんかない/日本人は「生きて」いない/この国は「自分流より世間流」/日本も、私も、楽観主義でいきたい/…

 ※本書は二〇〇四年にマガジンハウスから刊行された『運のつき』(二〇〇七年、新潮文庫)を復刊し、改題したものです。