AIの壁
発売日
2020年09月28日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-84733-7

AIの壁
人間の知性を問いなおす

著者 養老孟司著 《解剖学者、東京大学名誉教授》
主な著作 『遺言。』(新潮新書)
税込価格 968円(本体価格880円)
内容 人工知能が持ちえない「真の知性」とは何か。羽生善治・新井紀子・井上智洋・岡本裕一朗ら識者との対話から探る「AIの先」



 人工知能(AI)技術の飛躍的発展により、近年「AIが人間の知能を超える」と言われるようになった。

 しかし、そもそもAIは本当に役に立つのか? AIと人間の知性の違いはどこにあるのか?

 常々「脳」と「意識」について考えてきた解剖学者・養老孟司が、各界のトップランナーと縦横無尽に議論を交わす。

 ■AIの発展がめざましい棋界に身を置く棋士・羽生善治

 ■経済学者であり、AI技術にも精通する井上智洋

 ■著書でテクノロジーと人間のあり方を考察してきた哲学者・岡本裕一朗

 ■人工頭脳プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」を進めてきた数学者・新井紀子

 4人の叡智との対話から見えてきたのは、AIの限界と可能性。AIはいわば「高級な文房具」、AI化がむしろ「人間本来の暮らし」に戻れる余白を作ってくれる……AIの限界と日本の未来を語り合う、知的興奮に溢れる4つの議論。