書籍
- 発売日
- 2017年05月18日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-83579-2
龍が哭(な)く
著者 | 秋山香乃著 《作家》 |
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主な著作 | 『歳三 往きてまた』(文春文庫) |
税込価格 | 2,310円(本体価格2,100円) |
内容 | 英雄か、大たわけか――戊辰戦争の際に武装中立をめざし、幕末の動乱期に確かな存在感を放った河井継之助の生涯を描いた長編小説。 |
「新潟日報」他、10紙で連載の話題作、ついに刊行!
英雄か、大戯けか――。一介の武士から長岡藩家老に抜擢され、戊辰戦争に際し武装中立をめざした男、河井継之助の生涯を描き切った感動巨編。
時は幕末、未曽有の財政難に苦しむ長岡藩を救いたい一心で、河井継之助は備中松山藩の山田方谷に弟子入りを申し込む。方谷のもとで経世済民の教えを学ぶかたわら、継之助は会津藩の頭脳・秋月悌次郎や仙台藩の隠密・細谷十太夫、のちに武器商人となるエドワード・スネルらと親交を深め、やがて長岡藩において軽視できない存在になっていく。しかし大政奉還、戊辰戦争といった時代の渦に、長岡藩はいやおうなしに巻き込まれていくことになり――。
司馬遼太郎が『峠』で書いたのとは違ったかたちで、一人の人間としての河井継之助を鮮やかに描き出した、著者渾身の歴史小説。
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