日本一の長寿県と世界一の長寿村の腸にいい食事
発売日
2018年04月13日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-83775-8

日本一の長寿県と世界一の長寿村の腸にいい食事

著者 松生恒夫著 《松生クリニック院長》
主な著作 腸に悪い14の習慣』(PHP研究所)
税込価格 968円(本体価格880円)
内容 「長寿県」は「腸寿食」を食べていた! 腸を強くする食べ物と食べ方を、これまで3万人の腸を診てきた専門医が徹底解説する。



 世界一の長寿村として知られる、イタリア・チレント地域のアッチャロリ村。そして日本一の長寿県として有名な長野県や滋賀県。これらの地域で食べられている食事には、共通点があった。それは、「地中海式和食」という食事スタイルである。地中海式和食とは、ハーバード大学が提唱した「地中海型食生活」に、和食のよい点を足した「いいとこどり」の食生活である。具体的には、
●1.発酵食品を取り入れる 
●2.野菜、穀物(大麦・もち麦ごはんやライ麦パン等)魚介類を中心に食べる 
●3.油はエキストラバージン・オリーブオイル

 という3つの食べ方を取り入れたものだ。さらに本書では長寿県・長寿村で食べられている「味噌」「漬物」「リンゴ」「みかん」「麦飯」「青魚」などの食材に焦点をあて、「長寿」ならぬ「腸寿(ちょうじゅ)」をもたらす食事について、様々な医学的エビデンスをもとに検証する。地中海式和食は、がん予防のみならず、糖尿病、認知症、アンチエイジングにも効果が期待できる「スーパー腸寿食」なのである。

 地中海式和食という考え方を縦糸に、長寿県という調査結果を横軸にした本書を読めば、何をどのように食べれば、健康でいきいきと長生きできるかが明らかになる。30年間、4万人の腸を診てきた腸専門医による、「腸にいい食事」決定版。

 【第1章】腸寿食で長寿になった県 
●長野県はなぜ長寿なのか 
●滋賀県の腸寿は麦飯にあり?

 【第2章】大腸がんが少ない「あの県」の腸寿食 
●大腸がんを防ぐ温州みかん 
●愛媛県のスーパー腸寿食とは

 【第3章】沖縄クライシスから見えてきた「腸に悪い習慣」 
●沖縄の健康長寿が崩壊した理由

 【第4章】世界にもあった腸寿食 
●ハーバード大学による地中海型食生活のモデル 
●世界一の長寿村――イタリア・アッチャロリの食事