働き方2.0vs4.0
発売日
2019年03月20日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-84100-7

働き方2.0vs4.0
不条理な会社人生から自由になれる

著者 橘玲著 《作家》
主な著作 『幸福の「資本」論』(ダイヤモンド社)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 「死ぬまで現役」な人生100年時代。あなたはどう働く? 「AIが人を喰う」時、どんな仕事をゲットできる? 生き残り方をリアルに紹介!


●働き方1.0 年功序列・終身雇用の日本的雇用慣行 
●働き方2.0 成果主義に基づいたグローバルスタンダード 
●働き方3.0 プロジェクト単位でスペシャリストが離合集散するシリコンバレー型 
●働き方4.0 フリーエージェント(ギグエコノミー) 
●働き方5.0 機械がすべての仕事を行なうユートピア/ディストピア

 安倍政権が進める「働き方改革」とは、働き方1.0を強引に2.0にヴァージョンアップしようとするものです。これまで日本の「知識人」は、日本型雇用こそが日本人を幸福にしてきたとして、「働き方改革」を推進する「ネオリベ(新自由主義者)」に呪詛の言葉を投げつけてきました。ところが「真正保守」を自任する安倍首相は「雇用破壊」に邁進し、「私がやっていることは、かなりリベラルなんだよ。国際標準でいえば」と自画自賛しています。グローバル化、知識社会化・リベラル化する世界のなかで、働き方1.0は目を覆わんばかりの機能不全を起こしています。政権が保守であれリベラルであれ、官民挙げて「改革」しなければどうにもならなくなっているのです。しかし問題は、働き方2.0を実現したとしても、それではぜんぜん世界の潮流に追いつけないことです。最先端の働き方は、3.0から4.0に向けて大きく変わりつつあるからです。その背景にあるのは、中国やインドなど新興国を中心とする急速な経済発展(グローバル化)と、テクノロジーの驚異的な性能向上です。私たち日本人が抱える困難は、働き方が「未来世界」へと向かうなかで、いまだに「前近代世界」のタコツボに押し込められていることにあるのです――「はじめに」より。

 以上の問題意識で書かれたのが本書です。
●1 生き方・働き方が衝撃的に変わる未来 
●2 前近代的な身分制社会・日本 
●3 会社や管理職はなくなるのか? 
●4 「未来世界」で生き延びる方法

 の4つのパートで、組織や人間関係の煩わしさから離れ、「仕事の腕」を磨いて“食っていく”ヒント満載! 人生100年時代、(1)40代から生涯現役でやりたい仕事を楽しみ、(2)社会に役立ち、(3)年金に頼らずお金も得る「未来志向な幸福のライフスタイル」を提案する書。