書籍

- 発売日
- 2019年10月23日
- 判 型
- 四六判並製
- ISBN
- 978-4-569-84550-0
こんなにも面白い万葉集
著者 | 山口博著 《富山大学名誉教授》 |
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主な著作 | 『こんなにも面白い日本の古典』(角川ソフィア文庫) |
税込価格 | 1,540円(本体価格1,400円) |
内容 | 挫折しないように、和歌より先に現代語訳を掲載。古典のわかりやすい解説に定評のある専門家が、万葉人の生き方をいきいきと描写。 |
一度『万葉集』を読んでみたいと思いいざ手にとってみても、冒頭の「籠もよ み籠持ち 堀串もよ……」で挫折してしまう。そこで本書では、現代人の心にも響く歌を抜粋し、歌の前にその現代語訳を掲載。意味がわかってから読むから、和歌の魅力が理解しやすくなるのだ。カルチャースクールでの物語性あふれる語り口が評判の著者が、「宮仕えをさぼって怒られた人の歌」「妻が浮気しないかと心配する防人(さきもり)の歌」「優秀さが仇になり、刑死した大津皇子の歌」などを紹介。
■本書で紹介している和歌の例 外交の窓口の大宰府の在る筑紫や港町の難波には、匂うような美女が大勢いた。それに魅惑される男は少なくないが、こちらの男は故郷の妻を忘れることができなかった。「難波の人が葦の火を焚く家のように、煤(すす)けているけれども、わが妻こそはいつも可愛いんだよなあ」。
難波人 葦火焚く屋の煤してあれど 己が妻こそ常愛づらしき(巻11・2651)
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