これからの時代に生き残るための経済学
発売日
2023年03月16日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-85431-1

これからの時代に生き残るための経済学

著者 倉山 満著 《憲政史家》
主な著作 ウェストファリア体制』(PHP研究所)
税込価格 1,045円(本体価格950円)
内容 経済を知らずに政治を語るな! 議員が説明できない欧米のマクロ経済学の歴史的流れ、金融・財政政策に不可欠な「常識」を総まくり。



 古代以来の前近代経済、アダム・スミスの自由主義経済学。マルクスの共産主義経済学、ケインズの修正資本主義。財務省の増税信仰、日銀の金融引き締め理論。MMTとリフレ派・アベノミクス。これらはどんな関係にあるのか。そもそも関係があるのか。

 「経済学は難しい。確かにそうです。しかし、本書は『世界一わかりやすい経済学の本』のつもりで書きました。エコノミストでもなんでもない私が書く本なのですから、難しい話はしません」(本書「はじめに」より)。

 国民が「世の中は変わらない」とニヒルを気取った結果、待っているのは利上げ、増税、規制強化。ローンの利子は上がり、税金も容赦なく上がり、無駄に行動を制約される。どんなに働いても給料が上がらない。

 経済政策の誤りは多くの人を殺す。著者は1973(昭和48)年生まれ。戦後最大の「負け組」とされる、ロストジェネレーション世代だ。やりたい仕事に就いて、真っ当に稼いだ金で人生を楽しむ。頑張って働けば給料が上がる。就職、結婚、子育て。そうした当たり前のこと、たったそれだけのことが、許されなかった多くの人たちがいる。為政者たちが経済政策を間違えたからだ。

 「真っ当な経済学を学び、実行する」ことで、日本人の生存と経済大国・日本の復活が見えてくる。今こそ学問を!

 第一章 経済がわかる第一歩は「センスを身につけること」

 第二章 最低限押さえておきたい経済学の潮流

 第三章 なぜ経済学に基づいた議論ができないのか

 第四章 戦後日本経済政策の何が正しく、何が間違っていたのか

 終章 日本銀行とは何か? すべてである