徳川家・松平家の51人
発売日
2023年03月16日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-85432-8

徳川家・松平家の51人
家康が築いた最強一族の興亡

著者 堀口 茉純著 《歴史タレント、歴史作家、江戸風俗研究家》
主な著作 江戸はスゴイ』(PHP研究所)
税込価格 1,210円(本体価格1,100円)
内容 吉宗、光圀、慶喜……徳川家康の子孫たちの知られざるエピソードを解説。始祖・松平親氏から16代当主、家達まで波乱の人生に迫る。



 吉宗、光圀、慶喜……徳川家康の子孫たちの知られざるエピソードを解説。始祖・松平親氏から宗家16代当主、家達まで波乱の人生に迫る。

 江戸幕府が長期の天下泰平を実現できた理由に、将軍の継承システムを確立したことと「名字」の活用が挙げられる。家督争いから内紛が起こらないよう継承順位を明確化し、将軍家のスペアを輩出する御三家や御三卿を創設。さらに外様大名にも松平姓の使用を許すという懐柔政策を行った。

 しかし一族内では、将軍家や御家門を守るため、一人の人物が何度も養子に出されたり、兄弟間の確執が起こったりと様々な葛藤や悲劇も生まれた。本書では始祖・松平親氏から16代当主・徳川家達まで、一族の個性的な人生エピソードを紹介しつつ、巨大な名家の強さに迫る。

 (目次)第一章 徳川家康のルーツ・「松平」一族~三河十八松平とは~/第二章〝超″大名にして将軍のスペア・徳川御三家/第三章 御三卿と御家門~徳川宗家の身内、親戚~/第四章 「松平」がいっぱい~外様大名だって「松平」ファミリー!~/第五章 消えた「徳川」「松平」の人々~華麗なる一族の黒歴史~/第六章 その後の「徳川」「松平」一族~戊辰戦争をどう乗り越えたか~

 私が注目したいのは、「徳川」「松平」という名字。家康はこの「徳川」「松平」のブランド力を全国統治に極めて有効に活用したのです。どうですか? 少し、この本の内容に興味をもっていただけましたか? もしよろしければその勢いで、目次ページをご覧になってみてください。ざっとご覧いただいただけで沢山の「徳川」「松平」の人々が出てくると思います。家康、吉宗、光圀、慶喜というような日本史の授業や時代劇でお馴染みの人もいれば、親氏、頼重、家基のような一般的な知名度の低い人もいます。でも、有名無名にかかわらず一人一人が実に個性的で、大変魅力的なのです。(「はじめに」より)