書籍
- 発売日
- 2023年09月14日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-85550-9
風と雅の帝
著者 | 荒山 徹著 《作家》 |
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主な著作 | 『白村江』(PHP研究所) |
税込価格 | 2,530円(本体価格2,300円) |
内容 | 歴代から外された北朝初代・光厳天皇。南北朝時代、地獄を二度見ながらも、「天皇の在り方」を求め続けたその生涯を描く力作長編。 |
皇位継承が持明院統と大覚寺統で交互に行なわれていた鎌倉時代後期、量仁(光厳天皇)は持明院統の期待を背負って即位した。 しかし、幕府が倒される際、六波羅探題軍とともに京都から逃れるも追い詰められ、目の前で六波羅探題ら四百名以上の武士が自刃。捕えられた光厳は、前帝・後醍醐によって即位そのものを否定されてしまう。その後、後醍醐と敵対した足利尊氏に擁立されることで、一度は“治天の君”の座につくも、尊氏の裏切りにより、南朝の囚われの身に――。彼を慕っていた鎌倉武士の死、宿敵・後醍醐との泥沼の闘い、吉野での幽閉の日々……南北朝の動乱の中、「天皇とは何か」を真摯に考え続け、現在の“象徴天皇”にも繋がる生き方を貫いた、“忘れられた天皇”を描く、著者渾身の歴史長編小説。
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