光の粒が舞いあがる
発売日
2024年06月24日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-88174-4

光の粒が舞いあがる

著者 蒼沼 洋人著 《作家》
主な著作 『さくらいろの季節』(ポプラ社)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 母子家庭で何事にも打ち込めない心愛と、父子家庭でボクシングにしか打ち込めないこはく。対照的な2人の出会いと成長の青春小説。



 だれかと出会うこと。あこがれること。勇気をもって向き合うこと。そうしてひとは、強くなる。

 【あらすじ】中学1年生の心愛(ここあ)は母親と二人暮らし。仕事が忙しい母親を助けるため、部活動を諦め家事の手伝いに奮闘する日々を送っていた。そんな心愛のささやかな楽しみは、駅前のボクシングジムで練習に励む少女を眺めること。踊るように、舞うようにサンドバッグを叩くその姿は、見ているだけで胸のモヤモヤが吹き飛び、前向きな気持ちになれるのだった。しかしある日、見つめていることが少女に気づかれてしまい……。

 ボクシングを通じて紡がれていく絆。絆を通じて解かれていく迷いと悩み。迷いと悩みを通じてたどり着いた、「自分がするべきこと」とは?

 【もくじ】
●Chapter1:透明な壁の向こうがわ
●Chapter2:新世界
●Chapter3:世界の終わり
●Chapter4:氷の女王
●Chapter5:光の粒が舞いあがる