滅びのカラス
発売日
2024年06月24日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-88177-5

烏羽色のふたりシリーズ1
滅びのカラス

著者 櫻 いいよ著
急行2号イラスト
主な著作 世界は「」で満ちている シリーズ』(PHP研究所)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 「じゃないもの」と「ひと」が暮らす世界に迷い込んだ、双子の姉弟の運命は――? 櫻いいよ初の本格ファンタジー小説第1巻。 



 【櫻いいよ初の本格ファンタジー小説シリーズ第1巻】

 明日はいい日になる、世界は素敵だ。――そんなの、嘘だ。中学一年生の少女が迷い込んだのは、異種族とひとが共存する、残酷な世界。

 【あらすじ】学校からの帰り道で川に落ちたことをきっかけに、人間とは異なる見た目の“じゃない者”と、いわゆる人間“ひと”が共存する不思議な世界に迷い込んだ、中学1年生の冥(めい)。真っ黒な制服姿で突然現れた冥は「言い伝えにある、この国を滅ぼすカラスだ」と考えられ、この国の王族たちから命を狙われる身になってしまう。一緒に川に流されたはずの双子の弟・涅(くり)の行方を探すべく、冥はこの世界で出会った“じゃない者”たちや、奴隷の少年の助けを借りて世界を旅することになるが……。

 【目次】0:それは、終わりのはじまり/1:冥と涅、カラスと蒼衣/2:カラスと奴隷と水の者/3:カラスと〝ひと〟と〝じゃない者〟/4:カラスとメイと、これから/0:おわりはもう、はじまっている