人名事典

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伊丹十三(故人)

(いたみ・じゅうぞう)
 1933年5月15日生まれ。京都市出身。本名、池内岳彦(戸籍名・池内義弘)。商業デザイナーを経て俳優に。映画やテレビに出演する。一方、エッセイやCM、雑誌編集者としても活躍する。著書に『ヨーロッパ退屈日記』『小説より奇なり』『女たちよ!』『日本世間噺大系』(文藝春秋)ほか多数。

 1984年、「お葬式」で監督としてデビューする。「お葬式」は数々の映画賞を獲得するなど、絶賛を浴びた。その後「タンポポ」「マルサの女」「マルサの女2」「あげまん」「ミンボーの女」「大病人」「静かな生活」「スーパーの女」「マルタイの女」を監督。いずれも大ヒットとなった。評論家、観客ともに高い評価を受けていたことは特筆すべき点だろう。

 1997年12月20日、伊丹プロダクションのある東京・麻布台のマンションから投身自殺。享年64歳。

(データ作成:1998年)