雑誌
Voice 2016年11月号
今月号の読みどころ
総力特集は「中国と北朝鮮 隠された危機」。2016年9月、杭州G20(20カ国・地域首脳会議)の議長国・中国の顔に泥を塗る格好で、北朝鮮が中距離弾道ミサイルの発射と5回目の核実験を行なった。「北朝鮮は中国の手下」ではなかったのか。いままでの国際政治の分析では説明のつかない事態が生じている。他方、その中国も国際社会の声とハーグ仲裁裁判所の判決を無視して「南シナ海は古代から中国の領土」と主張してはばからない。中国と北朝鮮はなぜ暴走を続けるのか。日本にとっての本当の危機とは何なのか。うわべの議論を引き剥がして読者に明らかにする。
特別寄稿として丹羽宇一郎・元駐中国大使による論考を掲載。超大国の米中、そしてEUを支える独仏の指導体制が決まるこの2016年に、日本のプレゼンスと発信力、行動力を問う力作。一読を請う。
特別寄稿として丹羽宇一郎・元駐中国大使による論考を掲載。超大国の米中、そしてEUを支える独仏の指導体制が決まるこの2016年に、日本のプレゼンスと発信力、行動力を問う力作。一読を請う。
公式サイト |
---|
今月号の目次
特別寄稿 日本の発信力を高めよ |
丹羽宇一郎 |
18p |
緊急レポート トランプ大統領のアメリカ |
渡辺惣樹 |
26p |
総力特集:中国と北朝鮮 隠された危機
なぜ国際社会に背を向けるのか |
宮家邦彦 |
50p |
金正恩「わが闘争」 |
李 英和 |
58p |
六者協議再開しかない |
長谷川慶太郎 |
66p |
武器さえ持てない自衛隊 |
火箱芳文/杉本正彦/外薗健一朗 |
74p |
特別企画:世界で勝つ日本企業
ポケモンに負けないコンテンツを育てる |
松田洋祐 |
116p |
売れ筋商品は地域を問わない |
大村禎史 |
124p |
|
||
四島返還こそ「法と正義」だ |
津守 滋 |
100p |
国籍問題とグローバリゼーション |
八幡和郎 |
92p |
老後不安不況を吹き飛ばせ[解決編] |
大前研一 |
108p |
老耄座談 孫たちと食事する幸福 |
渡部昇一 |
132p |
日本人の主体性を保持した教育を |
赤井益久 |
140p |
研究発表の自由を禁じる医学会 |
森嶌昭夫 |
146p |
豊洲移転・置き去りにされる場外業者の声を聴け |
岡村 青 |
156p |
新連載 西南、南西、テレビ風 |
結城豊弘 |
48p |
保田與重郎と萬葉集(下) |
小川榮太郎 |
192p |
広島カープは黄金時代 |
二宮清純 |
85p |
プリンス〈第5回〉 第一章 チェンジ(3) |
真山 仁 |
210p |
日本人の《商いの心》を探る(2) 商い自由と往来自由 |
呉 善花 |
163p |
軽減税率が招く不公平 |
加藤淳子 |
184p |
戦前の昭和天皇と皇室の真実2 |
水間政憲 |
201p |
入学試験には徳育テストを [再録] |
松下幸之助 |
235p |
ニッポン新潮流〈政治外交〉 北の核問題、究極の選択とは |
三浦瑠麗 |
42p |
ニッポン新潮流〈経済政策〉 新ブラック企業は成長戦略の足枷 |
飯田泰之 |
44p |
ニッポン新潮流〈生活社会〉 豊洲移転報道は何を騒いでいるのか |
山形浩生 |
46p |
著者に聞く 『ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか』 |
山崎繭加 |
170p |
しぶといやつ〈第11回〉 第三章 捲土重来(3) |
幸田真音 |
221p |
覚醒するクラシック〈第41回〉 フィガロの結婚 |
百田尚樹 |
230p |
巻頭言〈第23回〉 発展祈り業 |
養老孟司 |
15p |
私日記〈第202回〉 人生すべて道半ば |
曽野綾子 |
34p |
平成始末〈第83回〉 備えあれば憂いなし |
山折哲雄 |
246p |
友(アート)を訪ねて〈32〉 オディロン・ルドン |
文/原田マハ |
6p |
凛たる女性〈71〉 関口 舞 |
撮影/遠藤 宏 |
9p |
Keyフレーズ 時代を斬る!論点 |
1p |
|
Voiceブックス 編集者の読書日記 |
242p |
|
Voiceシネマ 編集者の映画三昧 |
243p |
|
Voiceレター 読者の感想&位見 |
244p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。