歴史街道
発売日
2018年7月6日
税込価格
680円
(本体価格630円)
在 庫
在庫あり
バックナンバー

歴史街道 2018年8月号

今月号の読みどころ

朝鮮半島しかり、企業合併しかり、敵同士だったものが明日は協力関係になるということは、世の中において珍しいことではありません。戦国時代もまた、同様です。そして、その典型とも言えるのが、戦国武将の中でも共に人気が高い「武田」と「真田」でした。
武田家と真田家は本来、宿敵と言っていい関係です。真田幸綱(幸隆)は海野平の合戦で武田信虎に敗れ、本領を失っているからです。
しかし、信虎を追放した信玄に幸綱が仕えると、武田家と真田家は「最良の主従」ともいえる関係を築きます。信玄は幸綱の活躍によって村上義清に勝利、幸綱も本領を回復しました。
一方、信玄は幸綱の息子・昌幸を近習に取り立て、武田の親族の家まで継がせました。昌幸もそれに応え、次の勝頼時代には沼田城を攻略するなど、上野平定戦に多大な貢献をします。
両家の関係は、武田家の滅亡により終焉を迎えますが、武田家は真田家の働きによって領土を拡大し、真田家は武田家の重用によって近世大名への礎を築いたと言えるでしょう。
宿敵から最強の盟友へとなっていく武田・真田両家の絆を浮かび上がらせていく特集です。
特集2は、古代最大の戦乱と言われる「壬申の乱」。そこから古代史を読み解いていきます。
特別企画は、「西郷隆盛と坂本龍馬」。大河ドラマにも龍馬がいよいよ登場します。では、二人の関係はどんなものだったのか。その真実に迫ります。
公式サイト

今月号の目次

日本人のココロを耕す武田と真田の物語
黒鉄ヒロシ
3p
この人に会いたい
vol.139
松本穂香
7p
特集1 武田三代と真田一族 「宿敵」から「最強の盟友」へ
最新研究で読み解く“戦国最強軍団”と“智謀の一族”の真実
平山 優
14p
信虎と幸綱◆海野平の合戦、その裏で何が画策されていたのか
鈴木英治
24p
コラム1 
信虎の甲斐統一なくして信玄なし

29p
信玄と幸綱◆両雄の出会いが可能にした“難攻不落”の戸石城攻略
吉川永青
30p
コラム2 
甲斐に伝わる真田一族ゆかりの地

35p
信玄と昌幸◆育まれた師弟の絆、そして「三増峠の戦い」へ
富樫倫太郎
36p
勝頼と昌幸◆行き交う二人の想い…その時、要衝・沼田城が危機に
髙橋直樹
42p
勝頼と昌幸・信幸◆武田滅亡の秋、なぜ真田と共に戦わなかったのか
今村翔吾
48p
コラム3 
明暗が分かれた両家のその後

53p
【マーケティングのカリスマが分析】
信長も恐れた武田家の盛衰が、われわれに語りかけるもの
神田昌典
55p
まだまだいる! 真田一族の勇将・智将
橋場日月
59p
特集をもっと知るための本

63p
特集2 「壬申の乱」で読み解く古代史
総論 必要のなかった戦い…それでも日本は大きく変わった
倉本一宏
86p
皇統奪還へ――天智対天武、百年の闘い
荒山 徹
92p
特別企画 西郷隆盛と坂本龍馬 二人の間にあったのは「信頼」か、それとも…
【Q&A】
出会いから薩長同盟、大政奉還、そして暗殺まで… 
河合 敦
126p
いよいよ龍馬が大河ドラマに登場!

135p
連載・ほか
取材レポート
日露友好のかけはし 東郷平八郎元帥の軍服がロシア・サンクトペテルブルクへ

64p
戊辰戦争秘話 三春と土佐の絆が実現させた「もう一つの無血開城」
長尾 剛
68p
「動物」と「歴史」の意外な関係
第九回 猫(後編)
菅井友香 ヤマザキマリ
72p
ジャズ、オペラ、舞踏会… みんな帝国ホテルから始まった
植松三十里
78p
連載小説 月と日の后
第四回 望月の章
冲方 丁
98p
「歴史街道」伝言板

104p
短期集中連載 愛姫 ――小説「伊達女」
〈中編〉
佐藤巖太郎
106p
BOOKS・CINEMA

112p
この著者に注目!
兵藤裕己

114p
主演俳優が語る「江戸のアウトロー」の美学とは?
中村梅雀
116p
歴史街道・ロマンへの扉
久米田池
林 宏樹
120p
年間購読のご案内

138p
歴史街道脇本陣

139p
次号予告!

142p
クゼゥゲ・クシュ ――モンゴル・遊牧民たちの春の移動
写真・文 松尾純
143p

歴史街道 とは

「いま、歴史がおもしろい」
 歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。