歴史街道
発売日
2018年5月7日
税込価格
680円
(本体価格630円)
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在庫あり
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歴史街道 2018年6月号

今月号の読みどころ

今年の大河ドラマ『西郷どん』の主人公・西郷隆盛と、主要な登場人物の一人である大久保利通。幼少期からの盟友である二人は、大久保の不遇の時は西郷が、西郷が不遇の時には大久保が薩摩藩を牽引し、明治維新や近代国家の建設においては共に力を尽くしました。

しかし、明治六年の政変で西郷は政府を去り、一方、大久保は政権の中心となるというかたちで、訣別することになります。
そして、明治10年(1877)、西郷は不平士族とともに決起して敗死。翌年、大久保は不平士族によって暗殺されました。
「情に篤い西郷」「冷徹な大久保」というように、対照的な性格だったというイメージが強い彼らは、ともに何を実現しようとしたのか。そして、なぜ袂を分かったのか――。

薩摩藩から見た幕末維新史や、島津久光と二人の関係、若き日からの仲間である精忠組のその後といった周辺情報のほか、経営コンサルタント・神田昌典氏と脳科学者・中野信子氏の分析も交えつつ、西郷と大久保の絆とそれぞれの想いを浮かび上がらせていく特集です。

特集2は、日本陸軍が敗北を喫したノモンハンやインパールで、ひとり気を吐いた陸軍中将・宮崎繁三郎を取り上げています。

また、特別企画は、「戦国時代を知るための一次史料ガイド」です。
公式サイト

今月号の目次

サイゴオオクボ
黒鉄ヒロシ
3p
この人に会いたい
阿部 寛
7p
特集1 西郷隆盛と大久保利通 二人が目指したもの
年表
西郷と大久保、そして薩摩藩の明治維新

12p
薩摩藩から見えてくる「真実の幕末維新史」
原口 泉
14p
ビジュアル1
二人をめぐる人間関係図

18p
奄美大島の西郷、その帰還に奔走する大久保
植松三十里
20p
【明治6年の政変】
「国家をとるか、友情をとるか」の決断
秋山香乃
24p
コラム1
西郷下野、それでも政府に残った薩摩人たち

30p
【大久保暗殺】
それぞれが胸に抱き続けていたもの
伊東 潤
32p
島津久光との関係は、どのように変わっていったのか
町田明広
37p
【マーケティングのカリスマが分析】
今の日本に求められているのは「大久保的」人材である
神田昌典
41p
コラム2
遺された息子たちの「その後」

45p
有村俊斎、大山格之助、村田新八… 精忠組の面々がたどった道
楠戸義昭
46p
【特別インタビュー】
「二人の絆」を科学的に分析してみると…
中野信子
52p
ビジュアル2
英傑二人の足跡をたどる東京歴史散歩

56p
特集をもっと知るための本

58p



特集2 陸軍中将・宮崎繁三郎 「負け戦」での出処進退
年表
不屈の名将、七十三年の軌跡

78p
【ノモンハン事件】
一矢報いる ――そこに込められた想いとは
今村翔吾
80p
【インパール作戦】
捨て石となる ――壮絶な撤退戦の果てに…
鈴木英治
86p



木曾義仲の知られざる魅力とは
諸田玲子
59p
歴史街道・ロマンへの扉
堺・千利休
林 宏樹
64p
“敵陣”に乗り込んでいった戦国の姫たち
中江克己
68p
「動物」と「歴史」の意外な関係
第7回 鳥(後編)
菅井友香 小宮輝之
72p
連載小説 月と日の后
第2回 望月の章
冲方 丁
94p
連載小説 果てなき図面 帝国ホテル建築物語
最終回 移築の章
植松三十里
100p
「歴史街道」伝言板

110p
BOOKS・CINEMA

112p
この著者に注目!
江口夏実

114p
特別企画 戦国時代を知るための一次史料ガイド
谷口研語
115p
世界を変えたユダヤ人の天才たち
木原武一
125p
年間購読のご案内

129p
「杜の都」仙台を訪ねて
友清 哲
130p
「手のかたち」がわかると、仏像はもっと面白くなる
廣瀬郁実(仏像ガール)
135p
歴史街道脇本陣

139p
次号予告!

142p
満州国の面影
第5回 方正県の残留邦人二世
写真・文 鶴崎 燃
143p

歴史街道 とは

「いま、歴史がおもしろい」
 歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。