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「第九」未来へつながる100周年 鳴門市イベント&『交響曲「第九」 歓びよ未来へ!』サイン会レポート

交響曲「第九」 歓びよ未来へ!』の舞台、鳴門市は、去る6月1日に第九アジア初演100周年を迎えました。5月27日より市内各地でさまざまな記念イベントが開催されました。

 

 

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■第九100周年開幕イベント【5/27(日)鳴門市文化会館】

市内の小中学生や鳴門市「第九を歌う会」による演奏・合唱で華やかに幕を開けました。会場は老若男女のお客様で満員となり、地元に深く根差した「第九愛」がうかがえます。オープニングに続き、泉・鳴門市市長が『交響曲「第九」 歓びよ未来へ!』の絵をスクリーンに映しながら、朗読してくださいました。

 

■記念式典・レセプション、シンポジウム【6/1(金)鳴門市ルネッサンスリゾートナルト】

いよいよ100周年当日。記念式典・レセプションでは、堀井外務大臣政務官やフォンドラン・独日協会連合会名誉会長、元俘虜の親族らがスピーチ。元俘虜親族が板東俘虜収容所の募守を続けてきた高橋敏夫氏を表彰し、鳴門市に球根千個の引換券を贈ると、会場は感動に包まれました。その後のシンポジウムでは、ヴルフ・元大統領、メドケ・リューネブルク市長も登壇するなど、日独のかけはしとなった「鳴門第九」を象徴するイベントとなりました。ここでも泉・鳴門市市長が絵本にあるフレーズを紹介してくださいました。

 

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その後ドイツ館前では、第九初演の舞台、板東俘虜収容所の所長であった松江豊寿銅像の除幕式が行われたあと、100年前の第九初演が再現され、男性のみの合唱で演奏された「第九」が訪れた聴衆1,200人を魅了しました。

 

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■第37回ベートーヴェン「第九」交響曲演奏会【6/2(土)~6/3(日)鳴門市文化会館】

例年1日だけの演奏会を今年は2日間に拡大。ドイツ・リューネブルク市の市立劇場から指揮者を迎えた合唱団には日本だけではなく、ドイツ・アメリカ・中国からも参加。100周年にふさわしいイベントとなりました。

 

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期間中、イベント会場では、『交響曲「第九」 歓びよ未来へ!』の原画のレプリカやパネルの展示、著者・くすのきしげのり先生、挿画・古山拓先生のサイン会を開催しました。おふたりとも参加者と気さくに言葉を交わし、終始和やかな雰囲気でした。また、プレゼントとして購入される方が多かったのが印象的でした。期間中の『交響曲「第九」 歓びよ未来へ!』の販売数は400冊を超えました。

―語り継ぎたい感動の物語が次の100年へ向けて一人でも多くの方に届きますように―


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