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銭形平次ゆかりの地で――第6回野村胡堂文学賞『龍が哭く』授賞式レポート

秋山香乃さんの『龍が哭く』が、第6回野村胡堂文学賞(一般社団法人 日本作家クラブ主催)を受賞し、10月4日、神田明神の明神会館にてその授賞式が行われました。

 

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受賞の挨拶に立つ秋山香乃さん

 

野村胡堂文学賞は、昭和を代表する国民的作家である野村胡堂氏を顕彰する目的で「一般社団法人日本作家クラブ」が創設した文学賞で、氏の代表作「銭形平次」にちなみ、神田明神にて参拝の後、授賞式へと移りました。

会場には報道陣や、秋山さんが所属している歴史小説家団体・操觚の会のメンバーが集まり、和気藹々とした雰囲気の中、会は進みました。

秋山さんは受賞者挨拶のなかで、「『龍が哭く』は、新潟日報さまほか、全十紙で新聞連載させていただくことで生まれました。連載中は『河井継之助 龍が哭く』というタイトルだった通り、本作は長岡出身の河井継之助の、幾度も蹉跌をきたしながらも立ち上がり、困難に真正面から向き合った半生を描いた作品です。いつかこの不撓不屈の人物を描きたいと、お話をいただく前から、こつこつと史料集めだけはしておりました」と語り、支えていただいた方々への感謝の言葉とともに挨拶を終えられました。

報道陣からの取材以外に会場からの質問も受け付ける、ちょっと変わった形式の授賞式で、旦那さんで同じく作家の鈴木英治さんからは「賞金は何に使われるのですか」という質問が飛び、会場の笑いを誘いました。

 

野村胡堂文学賞の詳細はこちをご覧ください。

 

『龍が哭く』発売中

9784569835792.jpg

秋山香乃著 (定価:本体価格2,100円+税)

 

英雄か、大たわけか――戊辰戦争の際に武装中立をめざし、幕末の動乱期に確かな存在感を放った河井継之助の生涯を描いた長編小説。


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