『伊藤まさこの器えらび』出版記念トークイベントレポート

2019年5月17日(金)、最新刊『伊藤まさこの器えらび』の出版を記念して、スタイリスト・伊藤まさこさんのトークイベントが東京・南青山のTOBICHI②で開催されました。テーマはずばり、「器とのつき合い方」です。

2019年５月17日～19日の３日間、伊藤まさこさんがセレクトした器と出会える「伊藤まさこの器のお店」が南青山で開催されました。会期中は、weeksdays（伊藤さんと「ほぼ日」がコラボしたネットショップ）で取り扱っている器や、買いつけた古い器やカゴなど、伊藤さんがセレクトした器が販売され、連日、数時間だけでしたが、伊藤さんが在廊。なかには、ご本人から直接、器えらびのアドバイスをもらえたというラッキーな女性も！

開催初夜に開かれたトークショーでは、担当編集者との軽妙なやりとりで、器えらびのポイントをはじめ、料理の盛りつけ方、使ったあとのお手入れ方法など、器にまつわるさまざまな話を披露し、満席の観客を魅了しました。

【当日の伊藤まさこさんのトークより抜粋】

今回、新刊『伊藤まさこの器えらび』の出版記念として、TOBICHI②で「伊藤まさこの器のお店」を開くことができたのは、私にとってとても嬉しいことでした。もともとお店をやってみたかったということもありますが、なによりも、weeksdaysの商品をお客様に実際に手に取って見てもらいたいと考えていたからです。それに、本の読者やweeksdaysのお客様と間近に触れ合えるのは貴重な機会でした。とても楽しかったです。

器を購入するときのポイントは、「欲しい」気持ちをちょっとだけ落ち着かせて、自分の家のインテリアや他の器、テーブルの色を思い出してみることです。ちょっと引いた眼で、合うかな？　大きさや色はどうかな？　と思い浮かべるようにすると失敗が減りますよ。でも、失敗をすることも大事で、それが勉強になります。私もいっぱい失敗しました（笑）。

コーディネートは、洋服と同じように、ちょっと質感を変えてみる、あるいは新しいものと古いものを混ぜてみるとテーブルにリズムが生まれて、楽しくなります。たとえば、陶器や磁器のお皿に、古い漆器を合わせてみるというように。

漆器のお手入れは、自分の手と同じようにと教わりました。水につけっぱなしは気持ちよくないし、タワシでごしごし洗ったらたまらないでしょ。ぬるま湯につけて布でやさしく洗って、すぐに拭く。そう考えると気が楽になりますよ。

最後に、「ちなみに今回のトークショーのエッセンスは、最新刊『伊藤まさこの器えらび』に盛り込まれています。ぜひ本書を手に取ってください（笑）」と伊藤さん。

本書にも綴られている通り、器って、本当にただ形のある「もの」じゃなくて、人をにっこり、しあわせにしてくれるものだということを実感できるイベントでした。

伊藤まさこさんの本

『伊藤まさこの器えらび』

人気のスタイリスト・伊藤まさこさんの器えらびをすべてご覧に入れます！

みんなが一番しりたいところ、新しい食器棚も初公開！

『夕方 5時から お酒とごはん』

伊藤まさこさんが提案する、お酒とのつきあい方。

忙しくても、たまには夕方5時からお酒を楽しみませんか？　おいしいお酒とごはんを紹介。

『伊藤まさこの食材えらび』

これがあるから、おいしくなる――人気スタイリスト・伊藤まさこさんが紹介する、

とっておきの食材の数々。楽しいエッセイと簡単レシピ付。