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岩瀬成子著『わたしのあのこ あのこのわたし』が児童福祉文化賞を受賞

岩瀬成子著『わたしのあのこ あのこのわたし』が、令和4年度「児童福祉文化賞」出版物部門を受賞しました。

児童福祉文化賞とは

児童福祉文化財の製作関係者の意欲の向上と児童福祉の増進を目指し、出版物、舞台芸術、映像・メディア等の3部門において優れた児童福祉文化財に贈られる賞です。(主催:児童健全育成推進財団)

児童福祉文化賞の詳細はこちら

受賞作について

わたしのあのこ あのこのわたし

わたしのあのこ あのこのわたし

岩瀬成子著

小学5年生の秋は、友だちのモッチの家へ遊びに行った時、大切なレコードをモッチの弟に傷つけられてしまった。秋は、弟を止めなかったモッチが悪いと思うようになる。そして、モッチは自分の考えをはっきりと言えないところも、前から良くないと思っていた。秋は、モッチへのいじわるな気持ちが広がっていくのを止めることができなかった。

モッチは、レコードのことで怒っている秋ちゃんをずっと気にしていた。もう自分のことを許してくれないかもしれないと思っていた。秋ちゃんに「レコードを傷つけてごめんなさい」という手紙を書きながら、前に秋ちゃんからもらった手紙のことを思い出した。秋ちゃんは、「友だちになって」という手紙をくれたのに、モッチは短い返事を書いた手紙を、結局渡せずにいた......。

ささいな出来事をきっかけに離れていくふたりが、再び心を通わせるまでを描いた物語。


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