<脱>宗教のすすめ
発売日
1999年12月20日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-60918-8

<脱>宗教のすすめ

著者 竹内靖雄著 《成蹊大学経済学部教授》
主な著作 世界名作の経済倫理学』(PHP研究所)
税込価格 792円(本体価格720円)
内容 宗教は衰退産業であり、将来自然消滅する??徹底した市場主義の立場から資本主義社会における人間と宗教のあり方を論じた異色評論。



 宗教にトラブルがつきものなのはなぜか? 法律で取り締まる必要はあるか?

 数多い宗教書のなかで、宗教にまったく関係のない人間が書いた著書は少ない。本書は、経済学者である著者が、消費者という視点から聖書やコーランを読み解いた異色の宗教論。徹底した市場主義の立場から、「宗教はサービス産業であり、かつ現代では衰退産業である」と捉え、現在の問題を見事に言い当て、そのあり方と対策を辛辣かつユーモラスに問う。

 「宗教の需要はどこからくるか?」「どんな宗教が生き残るか?」「なぜ死後の世界を説くのか」「信じるものはだまされる」「人間は神をつくる動物である」「脳は迷信的に思考する」など、世界史における宗教の犯罪歴から、新興宗教のカラクリまで、赤裸々に宗教の姿を描き出す。

 <反>ではなく<脱>宗教、つまり宗教を「卒業」するために、真実の宗教を学ぶための一冊。

 各章をまとめたQ&Aや、「宗教に関するテスト」などユニークな試みも魅力。