伊予松山城
発売日
2009年11月25日
判 型
A4判変型並製
ISBN
978-4-569-25006-9

新版 名城を歩く 4
伊予松山城

著者 西ヶ谷恭弘監修 《日本城郭史学会代表》
主な著作 『名城の日本地図』(文春新書)
税込価格 628円(本体価格571円)
内容 国の重要文化財にも指定された四国の要塞。道後温泉など城下町も観光名所として注目したい。「坂の上の雲」の秋山兄弟の出身地。



 伊予松山城は、賤ヶ岳の七本槍の一人である加藤嘉明によって築城された四国最大規模の名城。姫路城、和歌山城とともに日本三大平山城といわれ、天守をはじめ建造物21棟は国の重要文化財にも指定されている。また、ミシュランの観光版日本編では二つ星に選定されるほどであり、城下は道後温泉があり、札所めぐりも楽しめる。さらに、09年11月29日からNHKで放映予定の『坂の上の雲』の舞台としても脚光を浴びている。

 ご存知、司馬遼太郎作のこの長編歴史小説は、秋山好古、真之兄弟と正岡子規の3人の生涯を通して近代日本の成長を描いた作品。作者は松山の地を歩きながら着想したといわれる。

 少し足を延ばせば、瀬戸内しまなみ海道に行け、絶景だけでなく、「海の大名」村上水軍がたどった道を天空から感じることもできる。

 日本の戦国、近代の歴史に思いを馳せるにはうってつけのエリアである。