健康常識なるほど事典
発売日
2001年03月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57516-2

目からウロコの
健康常識なるほど事典
話題の食物パワーの秘密から長寿の知恵、最新知識まで

著者 高宮和彦監修 《共立女子大学教授、農学博士》
主な著作 『ガンと食物』(研成社)
税込価格 524円(本体価格476円)
内容 「赤ワインでがんを防ぐための適量」「睡眠と死亡率との関係」「理想体重の維持法」等、話題の食物から長寿の秘訣、最新健康情報までを一挙公開。



 健康ブームもすっかり浸透し、「赤ワインはがん予防に効果的」とか「青魚を食べると頭がよくなる」といった情報は、もはや常識と言っていい。

 ところが、いざそれを実行に移してみようとすると、「赤ワインをどれくらい飲めばがんに効くのか?」「青魚だけ食べ続けても害はないのか?」といったような新たな疑問が湧いてくる。そんな時、正確な情報と最新知識をやさしく解説した本書が、きっと重宝するはずだ。

 例えば、赤ワインには制がん作用を始め、動脈硬化の予防やストレス解消など、体によい成分が多く含まれてはいるものの、数時間おきに多量に摂取しなければ効果がないという。だが実際、赤ワインを多飲する習慣をもつ南フランスでは、アルコール中毒患者や短命な人も多く、やはりほどほどに飲むことが大切なのだと釘をさしている。

 体によいからといって、安易に情報を鵜呑みにすることの危険性に、読者は驚くに違いない。

 健康を気遣う人の必読書である。