書籍

- 発売日
- 1999年07月21日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-60700-9
学力崩壊
「ゆとり教育」が子どもをダメにする
著者 | 和田秀樹著 《川崎市幸病院精神科顧問、中央大学大学院兼任講師》 |
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主な著作 | 『受験勉強は子どもを救う』(河出書房新社) |
税込価格 | 1,430円(本体価格1,300円) |
内容 | 東大生の学力低下が問題視される中、「少子化」「ゆとり学習」で、日本の学生はますます勉強しなくなる。教育問題の核心に迫る一冊。 |
近年、東大生の学力低下が問題視され、また超一流私立大学生の七割以上が中学で習う二次方程式を解けないというデータが公表されるなか、文部省や教育関係者は、「子どもたちに課せられたカリキュラムが多すぎるからだ」という考えのもと、従来のカリキュラムを大幅に削減した「ゆとり教育」を推進している。 これに対して、精神科医として教育問題を論じ続けてきた著者は、国際的に比較しても日本のカリキュラムが薄いものであることを指摘したうえで、「カリキュラムが減りすぎて学習内容の連続性が途切れたために、勉強がわからなくなるのだ」と反論する。 今後はさらなる少子化によって入試のハードルが下がるため、学生はますます勉強しなくなる。必然的に、将来の国力も低下する。 「金も技術もあるのに不況という現在と違って、日本に立ち直りの材料がなくなる」ことを憂う著者が、「ゆとり教育」をはじめ、日本の誤った「教育改革」に対して警告する。
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