書籍
- 発売日
- 1999年11月22日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-60859-4
徳川秀忠
「凡庸な二代目」の功績
著者 | 小和田哲男著 《静岡大学教授》 |
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主な著作 | 『明智光秀』(PHP研究所) |
税込価格 | 723円(本体価格657円) |
内容 | 偉大な父家康と家光の狭間で「凡庸な将軍」と軽視されてきた秀忠。丹念な史料検証から不動の体制を築いた二代将軍の新たな実像に迫る。 |
天下分け目の関ヶ原の戦いに遅れ、二代将軍に就任した直後も政治の実権を握れなかった秀忠。偉大な父・家康と子・家光との狭間でとかく存在感が薄いといわれてきた秀忠は本当に「凡庸な将軍」だったのだろうか? 当時まだ健在だった畿内の豊臣方大名を押さえ、江戸支配を確固たるものにしたい家康と秀忠の二元政治。三代将軍家光への円滑な政権交代を視野に入れた有力大名や一門・譜代大名への容赦のない改易と取りつぶし。 本書では、幕藩体制260年の礎を築いた秀忠のこのような施策を、丹念な史料検証を通して究明し、律儀で実直なだけではない「二代目」秀忠の実像を描き出す。 目次より、
●秀忠の誕生と二人の兄
●江戸城をまかされる
●関ヶ原の戦い
●家康の将軍任官と秀忠の立場
●駿府大御所政権と江戸政権
●家康の死と秀忠独自の施策
●大御所秀忠と家光。 創業者・家康を引き継ぎ、「葵の御紋」を守り抜いた男の真価を再評価する一冊である。
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