書籍

- 発売日
- 2001年05月23日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-61545-5
鎮守の森は泣いている
日本人の心を「突き動かす」もの
著者 | 山折哲雄著 《京都造形芸術大学教授》 |
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主な著作 | 『宗教の力』(PHP研究所) |
税込価格 | 1,595円(本体価格1,450円) |
内容 | 伝統と宗教感覚の喪失で彷徨する日本人の魂。心の拠り所となる自然観、人間関係、社会のあり方を先人の生き様・智恵から再発見する。 |
いま日本人は自らの「心」の在り処を見失いつつある。何に感動し何を悲しみ、日々をどう生き、死に際して何を考えたのか。この国に連綿と繋がる感性を取り戻す事が強く求められている。
本書では「日本人の信仰のかたち」を見つめてきた著者が、人々の感性を掘り起こしていく。
西行、芭蕉という「日本をさまよう」求道者がいた。彼らは蔑まれ孤独の中に生きる「こじき」に憧れ、そうなる事で悟りを開こうとしたのだ。つまり私を無の状態にしたとき、ものがよく見えてくると信じ、そういう心の在り方、生き方にどこまでもこだわった、と著者は言う。また日本には「人間は一度死を通過する事で神になることができる」という独自の死の感覚があり、そこから死の世界の近くにいる「老人」が神にも等しい存在として崇められてきたのである、と述べていく。
日本人の行動規範をユニークかつ大胆な視点から論じていく、眼からウロコが落ちる日本人論。
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