[入門]超ひも理論
発売日
2002年01月23日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-61883-8

[入門]超ひも理論
物理学の最終理論をやさしく解説!

著者 広瀬立成著 《東京都立大学理学部教授》
主な著作 『超ひも理論と「影の世界」』(講談社)
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 自然界の四つの力を統一し、物理学の最終理論ともいわれる「超ひも理論」。その難解な中身を文科系の人でもわかるようやさしく解説。



 「この世のあらゆるものは振動するひもからできている」――この驚くべき理論が、いま物理学に革命を起こしている。これまで物質の究極の姿はクォークなどの素粒子であるというのが定説であった。しかし超ひも理論は、それよりもさらに小さい1種類のひもがすべての根源だという。

 超ひも理論のすごいところは、これまで発見された色々な素粒子の性質をすっきりと説明できるだけではなく、自然界に存在する重力、電磁力、弱い力、強い力という4つの別々の力を統一――すなわち一つの力の異なる側面として記述することができるのである。

 力の統一ということがいかに革命的なことであるかは、アインシュタインがその生涯をかけて取り組みながらも、ついに達成できなかったことを見ても明らかであろう。

 本書はその難解な「超ひも理論」を一般向けに解説したはじめての本。相対性理論や量子力学の初歩からわかりやすく解説してあり、文科系の人でも読める。