書籍
- 発売日
- 2003年08月25日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-63057-1
難にありて人を切らず
快商・出光佐三の生涯
著者 | 水木楊著 《作家》 |
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主な著作 | 『田中角栄その巨善と巨悪』(日本経済新聞社) |
税込価格 | 1,650円(本体価格1,500円) |
内容 | 国家官僚、軍部も敵に回す。リストラを一切行なわない「快商」と呼ばれた男を描く感動ノンフィクション。日本的経営者の生き様がここにある。 |
国家官僚、軍部も敵に回す。リストラを一切行なわない「快商」と呼ばれた男を描く感動のノンフィクション。
現在の日本の経営者は、アメリカ型の経営に盲従し、財務諸表さえクリーンであれば経営は安泰と考え、社員の首を切ることを平然と行なう。その結果が、いつまでも浮上することのできない日本の現状をつくってしまっているのではないのだろうか。
大正から始まり、昭和の高度成長期を駆け抜けていった、出光佐三。政府の反対を押し切り、米国を欺いた日章丸事件。日章丸のイラン石油輸入ほど、敗戦と占領で打ちひしがれた日本人の心を奮い立たせた出来事はない。
出光は今でも、定年はなく大家族主義を貫いている。長い目で見れば、人間が生きてこそ、初めて財務諸表も生きてくるという厳粛な事実を忘れ去ってしまっているのではないだろうか。
愚直にして華麗、冷徹にして情熱的、闘争本能に溢れながら滋味溢れる、波乱万丈の人生を辿る。ビジネスマン必読!
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