[図解]量子論がみるみるわかる本
発売日
2004年03月15日
判 型
B5判並製
ISBN
978-4-569-63370-1

[図解]量子論がみるみるわかる本

著者 佐藤勝彦監修 《東京大学大学院教授》
主な著作 [図解]相対性理論がみるみるわかる本』(PHP研究所)
税込価格 1,047円(本体価格952円)
内容 人間の構造から宇宙のはじまりまでを解明する物理法則は、量子論に収斂される。難解なこの理論を図やイラストでわかりやすく解説。



 私たちが目にしている物質は、原子や分子で構成されている―ここまでは誰もが学校で習う。ところが、量子論は相対性理論に並ぶ現代物理学のもう一つの柱―こう聞くと文科系の人はおじけづいてしまう。私たちの世界は量子論抜きには語れないのに。

 およそ1ミリの1000万分の1より小さなミクロの世界を研究対象にしているのが量子論。たとえば、半導体やナノテクも量子論と関係している。また、宇宙はいまから137億年前にミクロのサイズで生まれ、ビッグバンという大爆発を起こして膨張を続けているが、その初期の宇宙の様子を説明するのも量子論だ。

 量子論ではミクロの物質が「粒でもあり、波でもある」と説明するが、文系頭には理解不能だ。だが、本書では、イラストや図を多用し、マックス・プランクやニールス・ボーアなどの人物にスポットを当て、文系の人にもわかりやすく解説した。現代物理学の深遠が垣間見えるはずだ。