戦国大名 県別国盗り物語
発売日
2006年01月13日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-64780-7

戦国大名 県別国盗り物語
我が故郷の武将にもチャンスがあった!?

著者 八幡和郎著 《評論家、徳島文理大学大学院教授》
主な著作 『江戸三〇〇藩 最後の藩主』(光文社新書)
税込価格 968円(本体価格880円)
内容 戦国武将たちは室町体制で動いていた! 足利将軍や守護という旧権力を担ぐ者から利用する者まで、県別にエピソードを交えて描き出す。



 天下人となるチャンスが誰にでもあった動乱の時代に、我が故郷の武将は一体どうしていたのだろうか。応仁の乱ののち割拠する有力大名や、新進の織田軍団による天下統一だけが戦国ではない。地方各地にくまなく目を向ければ、室町体制のなかで生き残りをかけ、勢力拡大を目指した武将たちの姿がみえてくる。

 本書は、全国の戦国大名の野望と動向を丹念に調べ尽くし、「戦国」の裏側を描き出す。そこから浮き上がってくる信長・秀吉・家康それぞれの「天下盗りの論理」とは!?  47都道府県からみた戦国ダービー開幕!

 目次より…武田信玄が上洛しても室町時代は終わらなかった/水攻めの発明者は畠山義就/泥棒した茶道具で生き残った秋月の殿様/島津氏が頼朝の子孫を称する意味/関西系インテリ、やり手専務だった太田道灌/しぶとく生き残った出羽の豪族たち/信長は平清盛の再来とみられていた/秀吉とナポレオンの共通点は/足利義昭の死が家康に天下を取らせた