人口減少パニック
発売日
2006年07月18日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-64977-1

人口減少パニック

著者 高橋乗宣編著 《相愛大学学長》
主な著作 あらすじで読む「日本経済」』(PHP研究所)
税込価格 1,047円(本体価格952円)
内容 2007年問題をはじめ、人口減少は年々問題が顕在化していく。マクロ分析からミクロの現場の取材まで、これからの日本の方向性を論じる。



 人口減少はこれまで人類があまり経験したことのない問題だ。2005年に初めて出生数よりも死亡数が上回り、減少に転じた。当初は数万人程度だが、2020年代には毎年70万人規模で減少していくという。

 2007年、大学は全入時代になり、電車の通勤・通学も減りはじめるだろう。食品もお酒も日用品も需要が減り、いずれ住宅もあまり始めるにちがいない。現役世代には税や年金の負担が増え、手取り額が減っていくはずだ。こうした時代に、日本は国としてどういう対策を打つべきなのか。われわれはどのような人生設計を立てればよいのか。

 そこで、本書ではデータと取材で分析した。第1部は統計資料をもとに、次代の方向性を占った。第2部は共同通信人口減少問題取材班によりここ1年間にわたって取材され発表された原稿を掲載した。つまり、マクロとミクロから人口減少問題にメスを入れた。企業、学校、自治体、そしてあなたにも必ず関係する問題なのだ。