世界遺産・消えた文明のミステリー
発売日
2004年05月06日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66195-7

世界遺産・消えた文明のミステリー
王朝・都市・民族の繁栄はなぜ終わったのか

著者 平川陽一著 《(株)幸運社代表》
主な著作 世界遺産・封印されたミステリー(PHP文庫)』(PHP研究所)
税込価格 660円(本体価格600円)
内容 富や権力はいかにして歴史の波にのまれ、滅びたのか?――世界遺産指定の遺跡や建造物がもつ、栄枯盛衰の夥しい謎。その真相に迫る。



 ツアー旅行やテレビ番組などで相変わらず大人気の「世界遺産」。これほどまでに人々の心をつかむのは、今なお解けない謎が多く、夢とロマンをかきたてられるからだろう。

 本書は、かつて繁栄を謳歌しながらも忽然と姿を消し、数千年の眠りを経て「世界遺産」に指定された古代国家や古代都市が、いかなる運命をたどったのかを探っていく。「永遠の繁栄」はなぜ訪れなかったのか。地震や噴火などの天災か、クーデターや外敵の侵攻か、それとも……?

 「マヤ文明はなぜウシュマルには“文字”を残さなかったのか」「アーグラ城建設が途中で放棄された理由」「カッパドキアはヒッタイトの民の地下シェルターだった?」「世界最古の都市ビブロスとレバノン杉の秘密」「砂漠に埋もれ、眠りについた幻の都市ペトラ」「ついに発見? コパンの末裔」など、先人たちの叡智を今に伝える遺跡の意外なエピソードを紹介。伝説の舞台に封印された謎を追う!

 文庫書き下ろし。