古典芸能を楽しむ本
発売日
2005年12月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66549-8

「通」になれる
古典芸能を楽しむ本
落語・歌舞伎から能・狂言まで

著者 日本博学倶楽部著
主な著作 歴史の意外な「ウラ事情」』、『歴史の「決定的瞬間」』(PHP研究所)
税込価格 628円(本体価格571円)
内容 上手は舞台のどっち側? 落語の枕って何の意味? 歌舞伎・能・狂言・落語など古典芸能を味わう「基礎の基礎」がわかるお手軽入門書。



 いま、戦後三度目の落語ブームだという。確かに寄席に若い女性の姿がグンと増えた。落語に関する書籍が次々と書店の店頭を飾り、雑誌では特集が組まれ、CDやDVDも充実してきた。

 この傾向はなにも落語だけに限ったことではない。ここ数年、歌舞伎にはじまり、能、狂言、文楽など、古典芸能という日本のエンターテインメントに関心を寄せる人たちが増えている。古典芸能に「一家言ある」ことが、若い人たちのあいだでは、一つのステータスになっているのである。

 しかし、古典芸には、敷居が高いイメージがあるのも確かだ。何を観ればいいのか、何を聞けばいいのか。それを払拭してくれるのが本書だ。

 本書では、五つの古典芸能を取り上げ、それぞれの成り立ちから代表的な演目、鑑賞のツボと会場の案内、チケットの上手な入手方法までを紹介。今日からでも「通」を気取れる、初心者向けのコンパクトな入門書だ。

 さあ、本書を片手に古典芸能デビューを!