山本博文教授の江戸学講座
発売日
2007年03月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66790-4

山本博文教授の江戸学講座

著者 山本博文著 《(山本)東大史料編纂所教授》
逢坂剛著
宮部みゆき
主な著作 <山本・主な著作>『徳川将軍家の結婚』(文春新書)
税込価格 628円(本体価格571円)
内容 大奥勤めは現代なら女子アナのような人気職業だった!?  山本博文東大教授を人気作家が質問攻め。江戸時代の真の姿が明らかになる。



 江戸時代の魅力を読者に分かりやすく伝えることで知られる山本博文東大教授。本書は、その山本教授を、逢坂剛&宮部みゆきの作家二人が質問攻め。江戸の「なぜ」を徹底解剖したものである。

 「大奥女中は女子アナのような憧れの職業だった」「武士たちはポストを得るため、有力者に夜討ち朝駆けの涙ぐましい働きかけをしていた」「旗本は事件を起こしても御咎めなしだった」「火事に対する対策が地震被害を大きくした」など、意外な事実が次々に明らかになる。大奥の秘められた実態、武士たちの就職・出世競争から、町の治安維持、災害に対する幕府の政策、盛んになった旅や海外貿易の実情まで、目からウロコの話ばかり。

 「様々な疑問が解消し、思わず膝を打った」「誰にも知られたくない小説のネタが満載」と人気作家を唸らせた内容で、江戸好き、時代小説ファン垂涎の書。「江戸文化歴史検定」受験者にとっても恰好の副読本になっている。

 文庫オリジナル。