日本の「神話」と「古代史」がよくわかる本
発売日
2008年06月02日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-67050-8

日本の「神話」と「古代史」がよくわかる本

著者 島崎晋監修
日本博学倶楽部著
主な著作 「歴史」の意外な結末』(PHP研究所)
税込価格 681円(本体価格619円)
内容 『古事記』や『日本書紀』に描かれている天地開闢から日本という国が出来上がるまでの「神話の世界」を、様々な神様を通して紹介する。



 日本というこの国は、どのようにして生まれたのか? この疑問の答えを教科書に求めても、得心のいく回答を得ることは難しいだろう。なぜなら教科書では、邪馬台国の卑弥呼が魏に遣いを送ったかと思えば、わが国初の統一政権・大和朝廷が成立した、というように、大雑把な記述に止まっているからだ。いや、日本誕生の経緯は現代においても謎に包まれている部分が多く、詳述しようにも出来ないというのが事実なのである。

 しかし、日本誕生の手がかりがまったくないわけではない。それは神話時代と有史時代をつなぐ『古事記』と『日本書紀』である。この二つの書物に、教科書では教えてくれない「史実」が隠されているかもしれないのだ。本書は、原文読解が難しい「記紀」の要点を平易に解説。「天地の始まり」から「日本創生」までを簡潔に理解出来るようにまとめた一冊なのである。常識として知っておきたい「記紀」の入門書としても最適だ。

 文庫書き下ろし。