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常勝将軍 立見尚文(たつみなおふみ)(下)

常勝将軍 立見尚文(たつみなおふみ)(下)

柘植久慶著 《作家》

高い指揮能力を持つ立見は、日清戦争・日露戦争でも常に最前線にあり、そして勝った。賊軍出身で陸軍大将となった奇蹟の名将の後半生。

税込価格
985円(本体価格895円)
発売日
2011年07月14日
判型
文庫判
ISBN
978-4-569-67685-2
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Content

内容



 日清戦争が勃発すると、陸軍少将になっていた立見尚文は歩兵第十旅団長として出征、平壌攻防戦などで、またも戦功を重ねていった。戦後は中将となり、第八師団を任されたが、麾下の歩兵第5連隊が八甲田山の雪中行軍で全滅する事件もあった。

 しかし立見の真骨頂は、日露戦争における「黒溝台の戦い」で発揮された。第八師団を率いた立見中将は、多くの部下を失いながら全滅寸前という激戦を続け、ロシアの大軍を黒溝台から撤退せしめたのである。これによって全体の戦局は一気に好転し、奉天会戦勝利への道筋が付けられたのだ。

 戦後は陸軍大将に昇進、61歳のことである。賊軍として謹慎を余儀なくされてから38年後のことであった。一度はどん底に沈んだ人生を、自らの力だけで取り返した立見の生き方は、現代人にも通じる多くの示唆にあふれている。

 傭兵経験を持つ著者のならではの、戦場の空気感を損なわない見事な描写も圧巻。大河長篇、堂々完結。

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