読む麻薬(クスリ)
発売日
2016年04月27日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-83082-7

読む麻薬(クスリ)
「現代の悪魔」の歴史と恐ろしさがわかる本

著者 柘植久慶著 《作家》
税込価格 1,100円(本体価格1,000円)
内容 人間をますます脅かす「麻薬社会」。なぜ、このような危険なものが生まれ、続けられてきたのか。その歴史と構造を説く。



 麻薬は、戦争が生み出した「副産物」だった。使われ始めたのは、何と新石器時代ごろから。戦いで傷ついた兵士の、傷の痛みを癒すために使われ始めたのだ。アレクサンダー大王の遠征などによって、戦争の広がりとともに、麻薬も世界に拡散していった。そして、そのうち、戦争から帰った兵士たちが、別の目的で使い始めた。それが、アヘン禍を招いた。科学が進歩することにより、より強い薬が開発される。そして……。本書では、麻薬禍拡大の歴史を、エピソードでたどりながら、「現代の悪魔」と化した麻薬の本当の恐ろしさについて、正しい知識をわかりやすく説き明かす。「知らないで」「軽い気持ちで」地獄に落ちないために、現代人必読の一冊である。