先進企業の「原価力」
発売日
2008年03月24日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-69821-2

先進企業の「原価力」
価値を向上させながらコストを下げる

著者 若松義人著 《カルマン株式会社社長》
主な著作 トヨタ式「改善」の進め方』(PHP研究所)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 コストダウンと品質向上が同時にできない企業はもう生き残れない。注目の生産管理手法VEを紹介するとともに、事例を通してその活用法を探る。



 石油をはじめとした原材料費の高騰が止まらない。競合他社がひしめきあうなか、安い海外製品の攻勢に遭い、企業は価格転嫁が難しい状況である。安全や品質を犠牲にした、誤ったコスト意識の企業もあとを絶たない。こうした閉塞状況を打ち破り、企業が勝ち残るための有効な方策はないものだろうか。本書では、「トヨタ式」の第一人者で知られる著者が、「価値を向上させながらコストを下げる」生産管理技術、VEをはじめて紹介、その成り立ちから、基本的な考え方、企業の取り組みの実際を詳しく紹介している。とくに、VEを導入して実績を上げている、シャープ、大分県庁、いすゞ自動車、フジタ、日立建機を直接取材したレポートは、各担当者の試行錯誤から、成果を生み出すプロセスが生々しく、この部分だけ読んでも大いに得るところがあるだろう。新たな活路を模索している企業の担当者はもちろん、景気の動向に関心のあるすべての人に一読をお勧めしたい。