食べ物を変えれば脳が変わる
発売日
2008年10月15日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-70282-7

食べ物を変えれば脳が変わる

著者 生田哲著 《薬学博士》
主な著作 心の病は食事で治す』(PHP研究所)
税込価格 792円(本体価格720円)
内容 青魚、卵がおすすめ。脳も心も強くし、アルツハイマー予防にもなる。一方、白砂糖やコーヒーは要注意! 人生を変える食べ物案内。



 脳と心を最適な状態にするために、今すぐ始められる食習慣とは何か。例えば青魚を食べること、コーヒーを控え目にすることだ。

 サンマ、サバなどからDHAを摂取すれば、頭の回転が速くなる。水分を除けば、脳の四分の一はDHAなのだ。妊娠期、授乳期の女性には特に重要である。さらにDHAは、うつの改善やアルツハイマー病予防にも効果があるのだからすごい。一方コーヒー依存になると、「アデノシン受容体」が増えてカフェインへの耐性が強まり、少量のカフェインでは興奮できなくなる。するとさらに大量のコーヒーを飲むことになり、やがて脳や副腎が疲弊してゆく。

 その他本書では、集中力や記憶力を高める食べ物や、脳をダメにする物質(鉛や水銀など)とその解毒法など、薬学者が脳と心にいい食事、悪い食事について、治験による裏付けを明記しつつ平易に解説する。読んで本当によかったと思える一冊。