書籍

- 発売日
- 2014年05月08日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-76182-4
大福帳の狩人(かりうど)
帳合屋音次郎 取引始末
著者 | 藤村与一郎著 《作家》 |
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主な著作 | 『将軍の切り花』(PHP研究所) |
税込価格 | 770円(本体価格700円) |
内容 | 大金が動く商取引に渡りをつける「帳合屋」。能役者出身の色男・音次郎を主人公に、江戸社会の闇に切り込む商い合戦が冴える第二弾! |
「帳合屋」は、大店などの依頼主に新規取引の道筋をつけて斡旋料を受け取る商売。今でいうブローカーだ。彼らに持ち込まれるのは、成功すれば大儲けになる「うまい話」や、犯罪のにおいがするような「ウラの話」も数多い。
音羽の音次郎は、元能役者の色男で、腕も立つし、機転もきく。帳合屋宿の津国屋に属し、相棒の笛彦兵衛や手下の松坊主、壺ふりの女・弁天の小万らとともに、津国屋に持ち込まれるさまざまな案件に対処していくのだ。
津国屋に大量の大福帳が持ち込まれた。商家の売買の金額が記された大福帳はその店の命綱。高く売れることは間違いないが、なぜこれほどの数が流出したのか!?――表題作「大福帳の狩人」をはじめ、「呂宋の壺」「危ない読売」「落とし文」の4篇を収録。「江戸時代を舞台にビジネス小説を書く」というコンセプトのもと、新境地に挑んだ著者の会心作。
文庫書き下ろし。
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