「泣き虫同心」事件帖
発売日
2014年09月08日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76236-4

「泣き虫同心」事件帖

著者 谺雄一郎著 《作家》
主な著作 『裏切った女』(小学館文庫)
税込価格 726円(本体価格660円)
内容 涙もろくて、女子が苦手で、繰り言ばかり――“江戸のヘタレ男子”の物書き同心・小田桐左近が、八丁堀をゆく! 書き下ろし時代小説。



 「あれえ旦那、また泣いておいでなンですかい」

 外回りの同心と違い、地味な物書き同心である小田桐左近は、涙もろくて女子が苦手で、ぼやいてばかりの二十六歳。家来の八助やお常婆さんからも、いつも呆れられている。

 ある日、橋の下に隠れていた男の子を家へ連れ帰ったのだが、話を聞くと悪党の手を逃れてきたという。しかも母親はまだ悪党に掴まっているらしい。放ってはおけない左近は……。

 江戸のヘタレ男子が、八丁堀をゆく!

 文庫書き下ろし。