地図で読む「魏志倭人伝」と「邪馬台国」
発売日
2014年11月04日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76261-6

地図で読む「魏志倭人伝」と「邪馬台国」

著者 武光誠著 《文学博士、明治学院大学教授》
主な著作 地図で読む古事記日本書紀』(PHP研究所)
税込価格 726円(本体価格660円)
内容 纏向遺跡は邪馬台国の都? なぜ卑弥呼は女王になった? 魏はなぜ卑弥呼に金印を贈った?――世界史の視点から邪馬台国の真相に迫る!



 九州説? 畿内説? 邪馬台国論争を解くカギは、西域の大国にあった!!

 邪馬台国の謎を解くカギとなる「魏志倭人伝」。特に最大の謎は邪馬台国の場所だ。倭人伝では、朝鮮から邪馬台国までを約8,000キロとしている。これは直線距離で日本からメルボルンまでの距離とほぼ同じだ。なぜ邪馬台国は異様に遠い国とされたのか? そこには、邪馬台国を「遥か遠くの大国」としたい司馬懿(仲達)の思惑があった!! 2世紀前後の世界情勢を踏まえつつ、この謎に大胆に迫る!

 [内容例]

 ◎「魏志倭人伝」が記す異様に遠い邪馬台国

 ◎シルクロードの東西交流と日本人

 ◎卑弥呼の時代より早く出現した出雲王国

 ◎最初の古墳をつくった纏向遺跡の大和朝廷

 ◎西方の民族と親密だった蜀

 ◎倭国の朝貢を心待ちにしていた司馬懿

 ◎西方の国々の記述を意図的に落とした『三国志』

 文庫書き下ろし。