神武東征とヤマト建国の謎
発売日
2015年07月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76392-7

神武東征とヤマト建国の謎
日本誕生の主導権を握ったのは誰か?

著者 関裕二著 《歴史作家》
主な著作 ヤマト王権と十大豪族の正体』(PHP研究所)
税込価格 726円(本体価格660円)
内容 神武に王権を禅譲する饒速日命は何者なのか? なぜ、義弟を殺してまで神武に従ったのか? 神話に隠された日本誕生の謎を解き明かす!



 『古事記』や『日本書紀』で語られる神武東征。

 初代天皇・神武が九州から困難を乗り越え、ヤマト入りする神話だが、実はこの話、史実だったのではないかと思われる遺跡がある。それが纒向(まきむく)遺跡だ。

 詳細は本文に譲るが、この遺跡では東海・近江、吉備、出雲の土器が多数発見されており、神話にあるように、最初は纒向を長髄彦(ながすねびこ)が、次に饒速日命(にぎはやひのみこと)が治め、最後に神武がやって来たのではないかと、思われるのだ。

 高天原から降臨した饒速日命とは一体何者なのか?

 なぜ長髄彦は、天神である饒速日命は受けいれ、天孫である神武天皇は拒絶したのか?

 饒速日命は、義弟を殺してまで、なぜ神武天皇に王権を禅譲したのか?

 不可解な神話に暗示された、ヤマト王権誕生の謎に迫る!

 『なぜ饒速日命は長髄彦を裏切ったのか』を改題。