武士の碑(いしぶみ)
発売日
2017年09月08日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76755-0

武士の碑(いしぶみ)

著者 伊東潤著 《作家》
主な著作 黒南風の海』(PHP研究所)
税込価格 1,012円(本体価格920円)
内容 西郷隆盛と大久保利通の後継者と目された村田新八。西南戦争とパリを舞台に“最後の武士”として生き抜いた新八の活躍を描く力作長編。



 その男の奏でる調べは、武士の時代への鎮魂歌か――。西郷隆盛と大久保利通の後継者と目されていた村田新八は、岩倉使節団の一員として渡欧、パリにおいて、西郷が大久保と袂を分かって下野したとの報に接する。二人を仲裁するために帰国し、故郷・鹿児島へと向かったものの、大久保の挑発に桐野利秋らが暴発。ここに、日本史上最大にして最後の内戦・西南戦争の火蓋が切って落とされた。著者渾身の長編小説。