日本は「掃き溜めの鶴」になる
発売日
2009年05月15日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-77018-5

日本は「掃き溜めの鶴」になる

著者 長谷川慶太郎著 《国際エコノミスト》
主な著作 『千載一遇の大チャンス』(講談社インターナショナル)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 金融危機の本質を見誤ってはいけない。ドルはますます強くなる!──現場主義の国際エコノミストが描き出す、驚くべき世界経済の実像。



 「世界デフレ」で物価は半減。それでも日本経済は繁栄する。

 米国のリーマン・ショックに端を発して瞬く間に全世界に広がった経済危機──その本質は、世界経済が引きずっていた「インフレ幻想」が、現実の力によって強制的に消滅させられた出来事にすぎない。消費者が「デフレの世紀」に素早く対応しおえたとき、景気はきわめて急速かつ急激に「V字回復」するだろう。

 21世紀の「100年デフレ」を予測して「デフレは売りに地獄、買い手に極楽」と喝破する現場主義エコノミストが描き出す、「経済危機のあと」にやって来る、驚くべき世界。

 米国の景気はすでに回復しはじめた。オバマ大統領のもとで、ドルはますます強くなる。「公共事業」ラッシュが地球的規模で始まる。「デフレの恩恵」は一般庶民に集中し消費文化の花が咲く。そして日本経済は世界最強の競争力、不況抵抗力をもちつづけるだろう。

 世界はもはや日本の技術力なしでは回らなくなった。