書籍
- 発売日
- 2010年05月14日
- 判 型
- 新書判並製
- ISBN
- 978-4-569-77899-0
晩節を汚さない生き方
著者 | 鷲田小彌太著 《札幌大学教授》 |
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主な著作 | 『日本を創った思想家たち』(PHP研究所) |
税込価格 | 792円(本体価格720円) |
内容 | 高い業績をあげ評価された人が、なぜ晩節を汚してしまうのか。政治家や経営者の実例を交えながら、人生の締めくくりの難しさを考える。 |
「君らには任せておけない。私がやらねば…」「このままでは死ねない。最期まで見届ける…」。功成り名遂げて、長寿で健康な人ほど、このような思いにとりつかれてしまうもの。だが、権力や役職にしがみついて、国家や会社を衰退させる場合はもとより、後進や家族のいらざる障害となるケースがしばしば見られる。本書では、渋沢栄一、田中角栄、小沢一郎といった政治家、財界人をはじめ、柳田國男、谷崎潤一郎といった学者や文人、さらに市井の人々の実例もあげながら、「晩節を全うする人生はいかに可能か」を考える。多かれ少なかれ、「晩節とは汚れてしまうもの」と著者は冷徹に分析する。だからこそ、心の準備が必要なのだ。「健康と長寿を第一の目的としてしまう生き方は間違っている」「晩節を全うする、だれにでもできる簡便な方法は、読書だ」等々、著者ならではの心構えを説いている。波瀾の人生でも、平凡な人生でも、変わらずにやってくる「老い」と向き合うヒント。
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